町内には複数箇所の防火貯水槽が、設置残されています。
外観はコンクリートの箱形状を示し、深さは3mを超えるものもあるようで、例えば白山神社境内、道路を隔てて専超寺に面した神社東角地や、東栄墓地近くの道路交差部には台形の貯水槽があります。水道が普及する以前の村中住宅の延焼防止の観点から、公有地や民地に設置されたと考えられます。
現代は水道管路が普及し、道路のあちこちに『消火栓』の赤丸標識が建てられて消火作業に対応でき、今となっては防火貯水槽の存在意義が問われるところです。
大規模地震の発生では埋設管路の損傷が予想されることから、延焼防止の意味からも防火貯水槽の存在意義が認められる所です。
普段は目立たなくても、いつかのために『備える』ということ、防火貯水槽以外にもあるのではないのでしょうか。