新安城駅界隈の動向

●誰もが自由に移動できる人に優しい駅となるため、新安城駅橋上化事業が動き始めます。名鉄職員の仮宿泊施設として一部利用している新安城ビルを取り壊す前に、まず駅橋上化増築部分の名鉄施設分先行工事が近々始まります。新安城ビルが取り壊されたあと、どのような形になるのか名鉄側からの発表はまだありません。先に実施したアンケートでは、店舗やトイレ、行政機関の出先窓口、公衆トイレ、交番などの設置が求められています。市長への要望書はこれらのアンケート結果が反映されたものになっていて、事業の進行を注意深く見守っていきます。

●『新安城まちづくり協議会』では駅橋上化に合わせて、駅周辺の土地利用活性化を前提としたまちづくりを考えています。駅利用者及び周辺生活者が魅力ある駅前となるようにしなくてはいけません。
ハード面では駅前ロータリーをもっと機能的なものにしたいものです。雨の日には送迎の車両や企業バスで大混雑し、渋滞の列が東栄墓地にまで及ぶ場合があります。また今後、駅の橋上化で改札口が変わることにより、車や歩行者の動きも変化することも踏まえ、より安全性や利便性に配慮した駅前広場となるような改修を検討しなければなりません。
ソフト面では、駅利用者である4町を中心に積極的な「交流の場」が必要となります。本年度末までに、第一段の企画を検討していて、駅が乗り換えターミナル機能だけでなく、駅周辺の商業機能活性化や地元の有用な資源を巻き込んで、心地よい住みよい街を、駅の橋上化事業に寄り添って進めたいと考えています。

●国道一号『今本町二丁目』交差点の改良に関する要望書を、12月14日提出しました。
 八千代病院の西側を通り、国道1号へ至る北部地域南北軸の重要な幹線道路である市道今本篠目線は、物流企業による製品の出荷や通勤者も集中することから、特に朝夕は慢性的に渋滞しています。また学童の通学路でもあり、早急な改良が望まれる交差点です。北部地域をささえる八千代病院があり、渋滞対策は喫緊の重要課題です。市道の改良整備とともに国への調整をお願いしたところです。

●平成31年は、昔の『いまむら』が現4町に分かれる第一段としての分割が始まって50年目に当たります。金融機関や店舗の一部の支店に『いまむら』の名が残るのみで、若い世代や新規居住者にとっては『いまむら』が“古臭い”響きに感じられるのも無理はありません。何しろ、“むら”ですから。平成から次の元号が始まる最初の年、平成31年。いまむら50年を記念した企画を考えてもいいのでは。